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独 ルカ病院(ノイス)、フィッシング起点のランサムで5日間の全面停止

発生日2016-02-10
国・地域DE ドイツ
医療機関Lukaskrankenhaus Neuss(ルカ病院・ノイス)(公立)
原因ランサムウェア / フィッシング
アクター特定できず
深刻度
信頼度確認済み
被害 システム停止診療の停止・縮小
被害メモ管理部門のフィッシング添付メールが起点。800台超の機器に感染し全ネットワークを遮断、5日間のブラックアウト。手術延期等の影響。前夜のバックアップで復旧し身代金は不払い。
被害額約100万ユーロ(約1億2,800万円) /復旧・対応費用の概算。円換算は1ユーロ≈128円(2016年2月頃)で約1.28億円。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    暗号化トロイの木馬に感染し、全システムを遮断
  2. 復旧
    システムの再起動を開始(完全復旧には数週間以上)

実施した再発防止策

公表・確認済みの対策のみ。未公表の対策は省略している。

ドイツ・ノイスのルカ病院(Lukaskrankenhaus Neuss)は2016年2月10日午前9時ごろ、IT部門に異常なエラーメッセージが現れ始めた。原因は、管理部門の職員が開いた感染メール添付ファイルによる暗号化トロイの木馬だった。病院はエラーに気づくとほぼ即座に、コンピューターとサーバーを含む全ネットワークの電源を遮断した。

感染は800台を超える機器に及び、サーバーやデータストレージにも広がった。ブラックアウトは5日間続き、2月15日からシステムの再起動を開始したが、IT システムの8割が正常稼働するまで約6週間、残り2割は数か月〜数年を要した。被害額は約100万ユーロと見積もられた。病院は攻撃前夜に作成したバックアップから復元できたため、身代金は支払わなかった。WannaCry 以前のヨーロッパにおける病院ランサム被害の初期例。

出典