2017年5月12日、WannaCry ランサムウェアがイングランドおよびスコットランドの NHS を含む世界規模で拡散した。英国会計検査院(NAO)の報告書によれば、イングランドの236の NHS トラストのうち少なくとも80が影響を受け、さらに約595の GP(一般診療所)を含む603の組織が感染した。約1万9000件の予約がキャンセルされ、NHS への被害額は約9200万ポンドと推計された。
攻撃は Microsoft Windows の脆弱性(EternalBlue)を悪用し、サポート切れや更新未適用の旧 OS を中心に拡散した。攻撃は北朝鮮に関連する Lazarus Group に帰属するとの見方が報じられている。パッチ適用とシステム更新の重要性を示す事例。