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NHS England WannaCry ランサムウェア被害

発生日2017-05-12
国・地域GB イギリス
医療機関NHS England(イングランド国民保健サービス)(公立)
原因ランサムウェア
アクター国家支援アクター
深刻度
信頼度報道
被害 データ暗号化診療の停止・縮小システム停止
被害メモ診療停止、予約キャンセル、システム停止
被害額約9,200万ポンド(約135億2,400万円) /英DHSC推計(混乱による逸失 約1,900万ポンド+IT復旧費 約7,300万ポンド)。円換算は1ポンド≈147円(2018年)で約135億円。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    WannaCry が世界規模で拡散。NHS の多数のトラスト・診療所が感染し約1万9000件の予約がキャンセル
  2. 調査・報告
    英国会計検査院(NAO)が調査報告書を公表(被害額約9200万ポンドと推計)

攻撃の流れ(MITRE ATT&CK 戦術)

公表・確認済みの情報に基づく。未公表の段階は省略している。戦術名をクリックすると同じ戦術の事例を一覧で見られる。ATT&CKとは?

  1. 横展開 TA0008 Windows SMB の脆弱性(EternalBlue)で自己増殖し拡散 T1210
  2. 影響(暗号化・破壊) TA0040 未更新の旧OSを中心にファイルを暗号化

実施した再発防止策

公表・確認済みの対策のみ。未公表の対策は省略している。

2017年5月12日、WannaCry ランサムウェアがイングランドおよびスコットランドの NHS を含む世界規模で拡散した。英国会計検査院(NAO)の報告書によれば、イングランドの236の NHS トラストのうち少なくとも80が影響を受け、さらに約595の GP(一般診療所)を含む603の組織が感染した。約1万9000件の予約がキャンセルされ、NHS への被害額は約9200万ポンドと推計された。

攻撃は Microsoft Windows の脆弱性(EternalBlue)を悪用し、サポート切れや更新未適用の旧 OS を中心に拡散した。攻撃は北朝鮮に関連する Lazarus Group に帰属するとの見方が報じられている。パッチ適用とシステム更新の重要性を示す事例。

出典