ドイツ赤十字の南西部運営法人 DRK Trägergesellschaft Süd-West は、2019年7月中旬にランサムウェア攻撃を受けた。同法人はライン=プファルツ州とザールラント州で13拠点11病院と4つの介護施設を運営しており、その全施設が影響を受けた。感染は日曜朝6時半ごろ、ザールルイ病院の厨房スタッフが IT システムを起動できず IT 部門へ連絡したことで発覚。ネットワーク全体がマルウェアに感染し、サーバとデータベースが暗号化された。
当局によれば、侵入口となったのは10年前に作成されたまま放置されていた古いサービスアカウントだった。アカウント管理(不要な特権アカウントの棚卸し)の不備が大規模被害につながった、欧州の早い時期の多施設同時被害の事例。各病院は手作業での運用に切り替えて診療を継続した。