イタリアのラツィオ州(首都ローマを含む人口最多級の州)の保健 IT システムは、2021年7月31日夜から8月1日にかけてランサムウェア攻撃を受け、公式ウェブサイトと COVID-19 ワクチン予約システムが停止した。多数のファイルが暗号化され、マルウェアの拡散を止めるため州政府のサーバが一斉に停止された。
攻撃は、州のコンピューターネットワークを管理する LazioCrea 社の職員の管理者認証情報が侵害され、その資格情報で VPN にログインしてランサムウェアが展開されたとみられる。使用されたランサムウェアは RansomEXX と報じられたが、LockBit2.0 の関与を示す証拠があるとの主張もある。ワクチン予約は8月5日に新しいウェブサイトで再開された。FBI・ユーロポールが捜査を支援し、イタリアではテロ事件としての捜査も開始された。パンデミック下で地域の公衆衛生インフラが標的となった事例。