旭化成セラピューティクス株式会社は、関節リウマチ治療薬「ケブザラ」の患者向けサポートプログラム「RAコネクト」を提供しており、その運営をシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)に委託している。
2026年6月15日、RAコネクトの運営に用いられているCHIのシステムにおいて、第三者による不正アクセスが発生した。CHIが調査を進めた結果、同年7月11日、Web公開領域に配置されていた一部ファイルに含まれる個人情報が第三者に取得されていたことが判明した。CHIは判明後直ちに当該システムへのアクセスを遮断し、認証情報の変更等の措置を講じたうえで、外部のセキュリティ専門機関による詳細な調査を行った。
漏えいした可能性のある情報は、患者(詳細情報)30名分、患者(メールアドレスのみ)216名分、医療従事者1,535名分、旭化成セラピューティクスおよびCHIの企業関係者159名分の合計1,940名分にのぼる。患者に関する情報には氏名・氏名カナ・年齢・性別・電話番号・都道府県・かかりつけ医療機関名・メールアドレスが含まれ、医療従事者については医師名・医療機関名、企業関係者については氏名・営業所名・メールアドレスが含まれる。
旭化成セラピューティクスは、本件の直接の原因がWeb公開領域における公開設定の不適切な管理にあったとしたうえで、その背景としてプログラム運営上のデータ取り扱い・アクセス制御に関する運用上の不備と、確認・監督体制が十分に機能していなかったことを挙げている。両社は2026年7月24日に本件を連名で公表し、対象者への個別通知を開始するとともに、Web公開領域のアクセス管理見直し、監視体制の強化、情報管理ルール・運用手順の改善、セキュリティ教育の継続実施などの再発防止策を講じたとしている。