← 一覧へ戻る

依存症治療大手American Addiction Centers、委託先Salesforce環境への不正アクセスで患者の個人・健康情報が流出

2026-08-07・US アメリカ・American Addiction Centers, Inc.(米テネシー州ブレントウッド拠点、全米30施設超で依存症治療サービスを展開する民間医療事業者)(民間)

サプライチェーン / 不正アクセス

被害

情報漏えい

委託先である顧客管理システム(Salesforce)環境に不正な第三者がアクセスし、データを窃取した。漏洩した可能性のある情報には、氏名・連絡先情報・社会保障番号(SSN)・健康保険情報のほか、問い合わせ時に患者が申告した健康状態に関する簡単な説明文が含まれる。依存症治療という機微性の高い医療分野の情報であることから、影響は重大とみられる。本記録時点で影響を受けた対象者数は公表されていない。Salesforce環境以外のシステムへの影響はないと確認されている。

タイムライン(経緯)

公表・確認済みの日付のみ。未公表の経緯は省略している。

  1. 発生
    委託先の顧客管理システム(Salesforce)環境に不正な第三者がアクセスし、データを取得(不正アクセス発生日)
  2. 検知・発覚
    Salesforce環境内の不審なアクティビティを特定
  3. 調査・報告
    フォレンジック調査により、5月12日の不正アクセスとデータ窃取が確認され、他システムへの影響はないと判断
  4. 公表
    カリフォルニア州司法長官へ事案を届出、対象者への通知および無償クレジットモニタリング・個人情報保護サービスの提供を案内

American Addiction Centers, Inc.(AAC)は、米テネシー州ブレントウッドに本拠を置く民間医療事業者で、全米30施設超で依存症(薬物・アルコール依存症)治療サービスを展開している。

AACは2026年6月5日、委託先である顧客管理システム(Salesforce)環境内で不審なアクティビティを特定した。外部フォレンジック専門家による調査の結果、2026年5月12日に不正な第三者がSalesforce環境へアクセスし、データを取得していたことが6月12日までに確認された。調査により、影響はSalesforce環境に限定され、他の社内システムには及んでいないことが判明した。

漏洩した可能性のある情報には、氏名・連絡先情報・社会保障番号(SSN)・健康保険情報のほか、問い合わせ対応の過程で患者本人が申告した健康状態に関する簡単な説明文が含まれる。依存症治療という機微性の高い医療分野に関する情報であるため、対象者への影響は重大となりうる。

AACは2026年8月7日、カリフォルニア州司法長官へ本件を届出るとともに、対象者への通知を行った。同社は侵害以前から実施していたセキュリティ対策に加え、Salesforce環境の監視・保護体制を継続的に見直すとしており、対象者には無償のクレジットモニタリングおよび個人情報保護サービスを提供している。本記録時点で影響を受けた対象者の総数は公表されていない。

アクター特定できず・深刻度高・信頼度確認済み

出典