Baylor Genetics は、米テキサス州ヒューストンを拠点とする遺伝子検査ラボラトリーで、ベイラー医科大学とテキサス小児病院の合弁事業に由来し、全米の医療機関から検体を受託して遺伝学的検査・検査診断サービスを提供している。
同社は2026年6月15日前後、自社ネットワークの一部で不審なアクティビティを検知した。調査の結果、不正な第三者が2026年6月11日から17日の間にネットワークの一部および保存されていたデータへアクセスしたことが判明した。検知後、同社は直ちに影響を受けたシステムを保全し、外部のサイバーセキュリティ専門家および法執行機関と協力してフォレンジック調査を実施した。調査は2026年7月30日前後に完了し、患者・従業員の個人情報を含むデータが影響を受けたことが確認された。
影響を受けた情報は対象者ごとに異なる。患者については、氏名・生年月日に加え、医療検査に関する情報・検査結果、場合により健康保険情報が含まれ、ごく一部の患者については社会保障番号も含まれる。従業員については、社会保障番号・政府発行ID番号・金融口座情報が影響を受けた。同社は本件記録時点で情報が不正利用された証拠は確認されていないとしている。
Baylor Geneticsは2026年8月14日、公式プレスリリースを発表するとともに、影響を受けた対象者への通知を開始した。同社はセキュリティ監視体制の強化、ID・アクセス管理の強化を実施したとしており、専用の問い合わせ窓口(電話・専用ウェブページ)を設置している。影響を受けた対象者の総数は本件記録時点で公表されていない。