Boston Health Care for the Homeless Program(BHCHP)は、米マサチューセッツ州ボストンを拠点に、ホームレス状態にある人々やその家族へ医療サービスを提供する非営利医療機関である。
BHCHPは2025年11月11日、自らのネットワークに障害が生じていることを認知し、外部のサイバーセキュリティ専門家の協力を得て調査を開始した。調査の結果、2026年6月8日、患者または職員に関する個人情報を含む一部のファイルに不正アクセスがあったことが確認された。影響を受けた可能性のある情報には、氏名、社会保障番号、クレジットカード・デビットカード情報、運転免許証等の政府発行ID番号、金融口座情報、医療情報、健康保険情報が含まれる。BHCHPは本記録時点で、情報が実際に不正利用された事例は確認されていないとしている。
BHCHPは2026年8月7日から対象者への通知書の発送を開始し、翌8日にはマサチューセッツ州消費者問題局(OCABR)およびバーモント州司法長官へ本件を届出た。届出によれば、対象者はマサチューセッツ州居住者184,914人、テキサス州居住者553人、バーモント州居住者169人の計185,636人に上る。対象者には、12か月間の無償クレジットモニタリング・信用情報レポート・不正利用対応支援サービスが提供され、専用コールセンター(平日午前8時〜午後8時・東部時間)が設置された。攻撃者の名乗りや侵入手口の詳細(ランサムウェアの使用有無を含む)は、本記録時点で公表されていない。